「為末メソッド 自分をコントロールする100の技術」
No.75 「負けグセ」をつけない
偶然、為末さんのTwitterアカウントで連日書籍のメソッドが公開されているのをみて読んでみたくなった。
一番印象に残ったのが2つある。
慣れていないだけ
No.63 「向いていない」のではなく、「慣れていないだけ」と考える
意外としばらくやっていると好きになったりすることがある。僕は陸上を学生時代に数年間やっていたが、最初は面倒でいやいややっていた部分があった。けどある程度走れるようになってから好きになり、今も定期的に走っている。
「向いていない」でバッサリ切り落とすのはもったいない部分がある。とはいえ興味を持てないことに時間を浪費するのもモッタイナイ。そこで「慣れていないだけ」と考えると「もう少しやってみてどう思うか」という余裕・余白みたいなのができて論理的に考えられる気がする。
誰かが何かをチャレンジし始めているときのアドバイスの言葉としても、とてもよいと思った。使わせてもらう!
褒める理由
No.85 なぜ褒めるのか考える
あまり考えたことがなかった。基本的によいなと思ったことはいい・スゴイって言っている気がする。書籍にも書いてあるが、“相手の感情をコントロールできる怖い行為"でもあるというのは発見だった。目的を意識することを心がけたり、「なぜ褒めたいと感じたのか」をちゃんと理解する意識もしていきたい。
雑なメモ
- 危険であると認識しているうちは安全である
- セキュリティ意識に通じるものがありそう
- 努力はあくまで成長を促すもの
- 「しょうがないこと」をあきらめることで、はじめて「どうにかしようがあること」は見えてくる
- 「how思考」という考え方
- 登山中に「なぜこの山に登るのか」を考えても足取りは軽くならない
- 「どうやって登るのか」と考えると、自分で自由に考えられる余白があるので状況そのものを楽しめる
- 「自分はこうなるだろう」と思っていると、本当にそうなってしまうことがある
- 「勝ってもいいんだ」「自分でも勝てるんだ」と思えるようになれば「負けグセ」は消える
- これは陸上をやっていたときの先生から「堂々としていろ」といわれていたこととリンクした
- 「これしかない」と思い込むと逃げ場を無くしてしまう
- 誰かを褒めるときは小細工をしない
- 心からいいと思ったことをスパッと言う
意外と今までの経験とかで無意識にできていることがあったりして、よい対処方法だったんだなと感じる部分もあった。 個人的には、自身を客観視するために読むのにオススメだと思う。